大判金の種類と価格の解説

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大判金の種類と価格の解説

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時代劇のお決まりのシーンで、悪商人「越後屋」が悪代官にお座敷で向かい合って、お金を渡しているところを見た方も少なくないと思いますが、そうです、あの時に渡されているお金が「小判」です。

小判というぐらいですから小さな小判金で、大きさは縦長36ミリから70ミリぐらいの大きさです。

子供の手に収まる程度の大きさですね。

その他に、大判金五両判金があり、大判金は11種類存在しております。

実物の写真を掲載したいところですが、残念ながら私は所有しておりません。

というのも、安いものでは、2,000,000円しますし、高いものでは、70,000,000円以上もします。

一般的な所得の私にとってはとても買える品物ではありません。

ですので日本貨幣商協同組合「日本貨幣カタログ」より写真を掲載させて頂きます。

 
天正菱大判金

 
写真では、小さく見えますが、実物の大きさは、縦長143ミリ、幅84ミリと大きいです。


小判は流通しておりましたが、この大判は当初、家臣への恩賞や朝廷、公家への贈答用に鋳造された特別な貨幣で、天正年間豊臣秀吉が彫金師 後藤家に作らせたのが始まりと言われています。

後藤家は小判金や二分判金などの裏面でも良く知られているとおり、後藤庄三郎光次からなる光次の極印と花押が刻まれていますよね。

 
万延二朱判金(新二朱)裏

 
大判金と呼ばれるものは、万延大判金をのぞき常に10両(44匁、165g)に定められています。

この大判は、慶長時代は7両程、幕末には20両以上の小判と取引されました。

大判金の特徴はなんといっても表面に書かれている「墨書き(すみがき)」です。

もちろんその大きさも目を引くのですが、この墨書きの状態によってもその価値が変わってきます。

鋳造当時の墨書がそのまま残っているものは「元書(もとがき)」と呼ばれ、もっとも珍重されます。

元書の傷や取れ具合でも価値は変わってきます。

その次は、大判座で書き改められた「直し書」です。

第3者によりなぞり書きされた「加筆」や「後書」はその評価を下げます。

下記が大判金の一覧です。

名称
鋳造期間
西暦
価格
天正菱大判金
天正
1573~1591
70,000,000~
天正長大判金
天正
1573~1591
25,000,000~50,000,000
天正大判金
天正~慶長14年
1573~1609
15,000,000~25,000,000
慶長笹書大判金
慶長6年~
1601~
25,000,000~45,000,000
慶長大判金
慶長6年~
1601~
16,000,000~33,000,000
慶長大判金(明暦判)
明暦4年~
1658~
13,000,000~28,000,000
元禄大判金
元禄8年~享保元年
1695~1716
13,000,000~28,000,000
享保大判金
享保10年~天保8年
1725~1837
3,500,000~9,000,000
天保大判金
享保9年~万延元年
1838~1860
5,000,000~10,000,000
万延大判金(たがね打)
万延元年~文久2年
1860~1862
2,500,000~6,000,000
万延大判金(のし目打)
万延元年~文久2年
1860~1862
2,000,000~3,500,000

 

 
さらに享保大判金には5つの墨書と座人印があり、そのぞれの特徴と価格は下記のとおりです。

名称
鋳造量
十二代
8,515枚
9,000,000
7,000,000
4,500,000
延乗(十三代)
8,500,000
6,000,000
4,500,000
桂乗(十四代)
8,500,000
6,000,000
4,500,000
真乗(十五代)
6,500,000
5,500,000
4,000,000
万乗(十六代)
5,500,000
4,500,000
3,500,000

 

 
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