今回は、寛文8年(1668年)から享保2年(1717年)に鋳造された寛永通宝(新寛永銭)の取引価格と見分け方についてご紹介を致します。
ちなみに、寛永通宝は、寛永3年(1626年)から約260年の長期に渡り鋳造されため、その種類は数百種類にもおよびます。
また、鋳造場所も1668年までは浅草・水戸・仙台・松本・岡山・萩など日本各地で鋳造されておりましたが、1668年以降は、江戸の亀戸村(かめいど)で幕府直轄として鋳造されており、それぞれに書体や大きさが違っていたりします。
そんな数百種類にもおよぶ寛永通宝ですが、大きく2種類に分けることができます。
それは、ひとつは、古寛永で、もう一つが新寛永です。
新寛永銭は、江戸亀戸において幕府直轄にて鋳造されのが始まりで、背(背面)に波型のある貨幣を四文通用とし、その他を一文として、銅、鉄で鋳造されました。
これらは、そのあと、明治2年(1869年)迄の200年間庶民の銭として親しまれ、日本各地にて作られ使用されました。
その新寛永銭の鋳造されはじめた寛文8年(1668年)から享保2年(1717年)までの寛永通宝を以下の表にまとめました。
それぞれの新寛永銭の画像も掲載しておりますので寛永通宝を見分ける際にご使用下さい。また取引価格も掲載しておりますのでお持ちの寛永通宝の価値もいくらなのかぜひ確かめて下さいませ(^^♪
古寛永銭の取引価格とその見分け方についてはこちら寛永通宝 古寛永銭の全種類とその取引価格を見て下さい。
また、古寛永銭と新寛永銭の見分け方を知りたい方はこちら寛永通宝 古寛永銭と新寛永銭の見分け方を見て下さい。
尚、寛文8年(1668年)から享保2年(1717年)に鋳造された新寛永銭の素材はすべて『銅』です。
※日本貨幣商協同組合発行「日本貨幣カタログ」より価格を掲載しております。