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古銭輸入銭|康煕通宝(こうきつうほう)の価値と見分け方を解説

今回は、古銭の一種である輸入銭の中から康煕通宝(こうきつうほう)の価値見分け方についてご紹介を致します。

 

ちなみに、輸入銭とは、江戸時代、長崎などの貿易地から支払代金に紛れて日本に入って来ました。その為、輸入銭と呼ばれています。

 

当時の江戸幕府は建前上では清朝銭の輸入及び流通を禁止しましたが、長崎貿易などの影響で日本への流入は続き、他の中国銭とともに昭和初期まで使われ続けました。

 

そんな、輸入銭の康煕通宝(こうきつうほう)の気になる価値と見分け方についてご紹介を致します。

 

 

康煕通宝(こうきつうほう)の見分け方

 

康煕通宝は、清の第4代 皇帝 玄燁(げんよう)が康煕元年(1662年)に発行した銅貨です。

 

この康煕とは元号のことで、日本でいう昭和とか平成、令和と同じ意味であり、その為、玄燁(げんよう)は、康煕帝(こうきてい)と呼ばれています。

 

また、康煕帝は、中国歴代最高の名君とされ、大帝とも称されています。事実、康煕時代は、1662年から1722年まで、中国史上最も長く用いられた元号なんですよ。

 

当時の日本はと言えば、江戸時代の寛文2年で、四代将軍 徳川家綱(いえつな)が治めていた時代で、天皇は、第111代天皇 後西天皇(ごさいてんのう)の時代でした。

 

康煕通宝の表面には、寛永通宝と同じ順番で「康」「煕」「通」「宝」と刻印されています。

 

また、康煕通宝の中央には、「孔」と呼ばれる四角い穴が開いており寛永通宝と同様に穴銭の特徴があります。

 

 

 

康煕通宝の裏面の多くには、各地方鋳造局の略称とその漢字音が満洲文字で刻まれています。

 

たとえば、こちらの康煕通宝は、右側が「臨(りん)」でその満州文字が左に刻まれています。

 

 

 

こちらの康煕通宝は、右側が「寧(にん)」でその満州文字が左に刻まれています。

 

 

 

康煕通宝の中には、宝泉局で鋳造されたものがあり、下の写真のように、左右の文字が満州文字だけで刻印されています。左側の満州文字は「宝」とういう字です。

 

明・清時代には、「宝源局」と呼ばれる中央政府の銅銭鋳造工場が、南京と北京に設置されていましたが、それとは別に、各省都にも鋳造工場が作られたのがこの「宝泉局」です。

 

 

 

康煕通宝(こうきつうほう)の価値

 

康煕通宝(こうきつうほう)の気になる価値ですが、800円から200円の価値があります。残念ながら古い割には、それほど希少価値がなく高値で取引されていません。

 

名称 素材 年代 価格
康煕通宝 康煕元年(1662年) 800円から200円

※日本貨幣商協同組合発行「日本貨幣カタログ」より価格を掲載しております。

 

 

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