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古紙幣「日本銀行券D号 1,000円 夏目漱石 ゾロ目(ピン札)」の価値

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今回は昭和59年(1984年)に発行された紙幣 日本銀行券D号 1,000円 夏目漱石 ゾロ目 の価値についてお送りを致します。

 

ゾロ目とは、ご覧のように左上と右下の番号6桁が連続して同じ数字のことを言います。

 

同じ数字が6桁も並ぶことって、とてもレアなことから希少価値が高くなるんですよ(^^♪

 

古紙幣「日本銀行券D号 1,000円 夏目漱石 ゾロ目(ピン札)」の価値

 

 

そして! このD号ってあまり聞きなれない言葉なので簡単に説明を致しますね。

 

D号って、ある時期に発行されたお札をひとまとめにして、ほかの時期に発行されたお札と分類する為に付けられた発行順を表すための記号です。

 

現在はアルファベットのAやB、Cの順番で使われていますが、明治時代の中期に発行されたお札は甲、乙、丙なんて呼ばれていたんですよ。

2024年度に発行される渋沢栄一(しぶさわ えいいち)1万円札、津田梅子(つだ うめこ)5,000円札、北里柴三郎(きたざと しばさぶろう)1,000円札は、F号となります。

 

紙幣表面に印刷されている肖像は皆様もご存知のとおり、明治の文豪の夏目漱石ですね。

代表作は、「吾輩は猫である」、「坊ちゃん」などが有名ですよね。

 

 

古紙幣「日本銀行券D号 1,000円 夏目漱石 ゾロ目(ピン札)」の見分け方

 

そんな日本銀行券D号 1,000円 夏目漱石 の価値ですが、現在は額面とおりの価値です。

ただ左上と右下に印刷されている記番号と呼ばれる番号で、その紙幣の価値が変わってくるんですよ。

 

この記番号とは、先頭のアルファベット1桁、又は2桁と6桁の数字と末尾のアルファベット1桁で構成されています。

 

アルファベット1桁は、2桁よりも先に発行されたことから希少価値が高いんですよ。

 

この動画の1,000円札の記番号は、アルファベットが2桁と8が6個と末尾のアルファベットです。

 

8が6個連続していることからゾロ目と呼ばれ、とてもレアな紙幣なんですよ。

 

 

古紙幣「日本銀行券D号 1,000円 夏目漱石 ゾロ目(ピン札)」の価値

 

以前から8のゾロ目が欲しいと思っていたので、このたび、ヤフオクで12,500円で落札を致しました。

 

古紙幣「日本銀行券D号 1,000円 夏目漱石 ゾロ目(ピン札)」の価値

 

額面価格の約12倍の価値ですね。

 

このように、記番号の先頭アルファベットが2桁で、8のゾロ目なら、ヤフオクで12,000円ぐらいから、16,000円ほどの価格で取引されています。

 

もし記番号の先頭アルファベットが1桁なら41,000円にもなることがあるようです。

 

そのほか、珍しい記番号には、AA券、ZZ券、キリ番、階段番号と呼ばれるレアな番号があります。

 

それらの具体例と説明を表にまとめましたのでご覧ください。

 

1番 「000001」のように6桁の数字の1桁目だけが ”1” で他の数字はすべて0(ゼロ)が並びます。
ゾロ目 ”888888”とか、”777777” のように6桁すべて同じ数字が並びます。
キリ番 キリの良い数字で ”100000” とか ”200000”のようなキリの良い番号です。
階段 ”123456” とか、”456789” ”876543”のように順番に数が並んだ番号をいいます。
AA券・ZZ券 ”A〇〇〇〇〇〇A” ”Z〇〇〇〇〇〇Z” といった記番号のある紙幣を指します。

 

なぜAA券が希少価値が高いかというと、”A”の1文字はもっとも初期に印刷された紙幣を示しています。

 

”A000001A~Z900000Z” まで印刷されたあとは、”AA000001A~ZZ90000Z” が印刷されます。

 

ですので、”A〇〇〇〇〇〇A” がより希少価値が高いんです。

 

下の写真が実際のAA券です。

 

2000円札 AA券 表面

 

2000円札 AA券 裏面

 

AA券についてもっと詳しいことを知りたい方はこちらをご覧下さい。

 

 

 

 

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