こんにちは!今回は、財布の中で邪魔な時にもあるし、あと1枚が足りなくて逆に増えてしまう1円アルミ貨の価値と見分け方についてご紹介を致します。
現在、私たちが使用している1円硬貨は、皆様もご存知のとおりアルミからできています。
この1円アルミ貨が最初に発行されたのが、昭和30年(1955年)で、今から67年前になります。
その前の1円は、銅と亜鉛からできた黄銅貨だったんですよ。
1円アルミ貨の製造コストは、「貨幣の偽造を助長するおそれがある」として造幣局は正式に公表しておりませんが、1枚あたり3円もかかるとも言われていますね。
そんな1円アルミ貨ですが、キャッシュレス化で発行枚数も以前と比べてグーンと少なくなってきています。
1円アルミ貨の発行枚数のピークは、1990年(平成2年)の27億枚です。
これは、前年に消費税3%が導入され為に、1円硬貨が必要となることから、多くの1円アルミ貨が発行されたという訳なんですね。
近年の発行枚数というと、年に50万枚くらいしか製造されていないんですよ。
平成23年から平成25年、平成28年~平成31年・令和元年の一般流通用の1円アルミ貨は製造されておらず、ミントセットとして販売されました。
このミントセットってあまり聞きませんが、その年に発行された一度も使用されていない硬貨を専用ケースに収めて、販売数量限定で販売されるものです。
こちらがミントセットです↓
その他にもプルーフ貨幣と言って、表面を鏡のように加工して、模様をつや消しにして浮き出させた1円アルミ貨もあり、こちらも数量限定で販売されます。
この1円アルミ貨のデザインは、一般公募され、2,581点の中から当時京都府在住の方のデザイン「若木(わかぎ)」が表面に採用されました。
こちらがプルーフ貨幣です↓
裏面は当時大阪府在住の方のデザインが選ばれております。
ちなみに、その時の賞金は、1人3万7500円だったそうです。
うどん、一杯が30円ほどの時代ですから大金ですよね。
気になる1円アルミ貨の価値ですが、平成23年から平成25年、平成28年~平成31年・令和元年のプルーフ貨幣なら5,000円にもなることがあります。
ただし、ヤフオクでは、平成23年のプルーフ貨幣が、1,800円ほどで出品されているのを見たことがあります。
平成元年とか平成2年らのプルーフ1円アルミ貨も出品されていますが、高額で取引されてるのは、さきほども言いましたが、平成23年から平成25年、平成28年~平成31年・令和元年ですので、ご注意下さいませ。平成元年から平成10年のプルーフなら300円のになるかなってところです。
プルーフ | 完未 | 未使用 | 美品 | 並品 | |
平成元年~平成10年 | 300 | 100 | – | – | – |
平成13年~平成14年 | 1,000 | 700 | 500 | ||
平成22年 | 2,000 | 1,500 | 1,000 | ||
平成23年~平成25年 | 5,000 | 4,000 | 3,000 | – | – |
平成28年~令和元年 | 5,000 | 4,000 | 3,000 |
※日本貨幣商協同組合発行「日本貨幣カタログ」より価格を掲載しております。
もっと古銭の種類と価値を知りたい方はこちら!