今回は、オークションサイトで見かける古銭の参考品についてご説明を致します。また、購入時の注意点もご紹介しておりますのでぜひ購入時の参考にして下さい。
古銭で言う参考品とは模造品、レプリカのことを意味します。 Yahooオークションなどで、参考品というのを良く見分けます。
古銭の参考品であれば、レプリカを意味しているので本物ではありません。
あまり最近は見なくなったのですが、小判や寛永通宝・天保小判など一通りの古銭が額縁に入ったインテリアとして飾る用に作られたもの、あれらが1種の参考品です。
当然ですが参考品と本物では価格も価値も大きく変わってきます。
高いお金で購入したが、実は本物でなかったってことにならないようにしたいですよね。
だって、本物でなかった場合、購入した時の半分の価値にもならない場合が多いからです。
古銭の良いところは保存状態さえ下げなければ、価値がは下がりません。
ヤフオクで真贋不明と記載されたものも見かけますが、その意味は本物かどうか分からないことを意味しています。
では、参考品と本物をどういうふうに見分けるのか?
熟練した方は見た目や触った感で分かったりします。私の場合も多くはやはり見た目で判断したりします。
小判金や二分判金などであれば書体の堀の深さと言うか、文字の深みが全然違いますのでその点で判断できたりします。
当然、見た目だけでは判断できない時もあります。
当初、私も本物かどうか判断がつかなかったので、近くの日本貨幣商協同組合員の古銭屋へ足を運び教えて頂きました。
一番簡単に見分けるには、やはり量目、いわゆる重さで判断します。
下の写真は、安政小判金の参考品です。 安政小判本物の大きさは、縦5.8センチ、横幅3.1センチで重さが8.97gです。
この写真からも分かるように5.4センチしかありません。
また、量目も8.86gと軽くなっているのが分かります。 で、写真のこの安政小判金は参考品であると判断できます。
本物を見分ける為に下記に本物の小判金の縦の長さ、横の長さ、量目、品位をまとめましたので購入の際の参考にして頂ければ幸いです。
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