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日本銀行券B号1000円聖徳太子1000円の価値と見分け方

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今回は、昭和25年(1950年)に発行された日本銀行券B号1000円聖徳太子価値と見分け方についてご紹介を致します。

 

このB号とは、昭和25年(1950年)1月7日から昭和28年12月1日に発行された紙幣で、「1000円」、「500円」、「100円」、「50円」の4種類があります。

 

ちなみに、現在私たちが使用している福沢諭吉10,000円紙幣や樋口一葉(ひぐち いちよう)5,000円紙幣、野口英世1,000円紙幣はE号と呼びます。

 

このB号券前までのお札の発行は、一部を民間の印刷会社に委託して製造していましたが、製造管理や品質管理が不十分と言った理由から、B号券からは大蔵省印刷局の4工場である滝野川、小田原、静岡、彦根で製造されました。また、製造番号の表示も新しい形式に変わったんですよ。

 

それがこれ↓

 

古紙幣「日本銀行券B号1000円聖徳太子1000円」

 

古紙幣「日本銀行券B号1000円聖徳太子1000円」

 

6桁の通し番号とその前後のアルファベット記号の組み合わせが採用された日本初の紙幣です。

 

この形式は、現在私たちが使用しているE号券のお札でも同じです。

 

紙幣の表面右側には、聖徳太子の肖像が描かれ、肖像の下には、肖像の人名が表記されています。

 

裏面左側には、聖徳太子ゆかりの法隆寺夢殿が描かれています。

 

 

日本銀行券B号1000円聖徳太子1000円の価値

 

気になる価値ですが、アルファベット1桁の方が初期に製造されたことから希少価値が高く、未使用で25,000円にもなることがあります。

 

古紙幣「日本銀行券B号1000円聖徳太子1000円」

 

一方のアルファベット2桁の未使用というと、その3分の1である8,000円にしかならないこともあります。

 

発行年 未使用 極未使用 美品 並品
アルファベット1桁 25,000 12,000 6,000 2,500
アルファベット2桁 8,000 5,000 3,500 2,000

※日本貨幣商協同組合発行「日本貨幣カタログ」より価格を掲載しております。

 

ただ、ゾロ目・キリ番・階段番号・AA券・ZZ券よ呼ばれるレアな番号だとさらにその価値は上がります。

 

1番 「000001」のように6桁の数字の1桁目だけが ”1” で他の数字はすべて0(ゼロ)が並びます。
ゾロ目 ”888888”とか、”777777” のように6桁すべて同じ数字が並びます。
キリ番 キリの良い数字で ”100000” とか ”200000”のようなキリの良い番号です。
階段 ”123456” とか、”456789” ”876543”のように順番に数が並んだ番号をいいます。
AA券・ZZ券 ”A〇〇〇〇〇〇A” ”Z〇〇〇〇〇〇Z” といった記番号のある紙幣を指します。

 

 

古銭の種類と価値を知りたい方はこちら!

 

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