二千円札の価値が上がる番号は連番だけではない!キリ番号・階段番号も
今回は、二千円札のなかでも価値が上がる番号をご紹介致します。
その前に、そもそも最近二千円札を手にすることがありますか?
私はここ数年目にしたことがありません。
二千円札は一体どこにあるんでしょうかね(^^♪
それもそのはず、2019年10月のデータになりますが、一万円札が約99.5億枚、五千円札が約6.5億枚、千円札が約41.5億枚が流通しているのに対して、二千円札は約1億枚しか流通していないんです。
それにコンビニなどの最近のATMでは二千円紙幣を出金しないものに置き換わっているため、一段と二千円札を目にする機会が無くなったという訳なんです。
ただ唯一、流通しているところがあるんですよね!
それは、沖縄県です。
というのもこの二千円札は、2000年(平成12年)の沖縄サミットの開催に合わせて発行されたもので、沖縄を代表する首里城の守礼門が表面に描かれているほど沖縄にゆかりのある紙幣なんです。
で、沖縄に店舗を構える6つの金融機関は、ATMや窓口で2千円札を引き出すことで県内で流通が増えた分に応じて首里城再建の寄付に充てていたほどです。
その甲斐あって沖縄県内での二千円札の流通量は右肩上がりを続けており、2020年には約658万枚が流通していたそうです。
価値が上がる二千円札
そんな希少な二千円札のなかで価値が上がる番号があります。
まず、二千円札に限らず日本で使用されている紙幣には必ず「記番号」といって、紙幣の左上、および右下に番号が印刷されています。
この記番号は、1文字または2文字のアルファベットと6桁のアラビア数字、末尾のアルファベット1文字で印刷されています。
たとえば、「AA123456A」とか「ZZ900000Z」というようにあらわされます。
ただし、アルファベットのI(アイ)とO(オー)は数字の1、0に間違いやすいため除かれています。
ですので、記番号は129億6千万枚で一巡することになります。
一巡すると、記番号の色を黒色から褐色など色を変えて印刷しています。
↓こちらが左上の記番号
↓こちらが右下の記番号
で、この記番号が1番であったり、ゾロ目・キリ番・階段番号・AA券・ZZ券だと希少価値が高くなり額面以上の価値が上がるんです。
それらの具体例と説明を表にまとめましたのでご覧ください。
1番 | 「000001」のように6桁の数字の1桁目だけが ”1” で他の数字はすべて0(ゼロ)が並びます。 |
ゾロ目 | ”888888”とか、”777777” のように6桁すべて同じ数字が並びます。 |
キリ番 | キリの良い数字で ”100000” とか ”200000”のようなキリの良い番号です。 |
階段 | ”123456” とか、”456789” ”876543”のように順番に数が並んだ番号をいいます。 |
AA券・ZZ券 | ”A〇〇〇〇〇〇A” ”Z〇〇〇〇〇〇Z” といった記番号のある紙幣を指します。 |
なぜAA券が希少価値が高いかというと、”A”の1文字はもっとも初期に印刷された紙幣を示しています。
”A000001A~Z900000Z” まで印刷されたあとは、”AA000001A~ZZ90000Z” が印刷されます。
ですので、”A〇〇〇〇〇〇A” がより希少価値が高いんです。
下の写真が実際のAA券です。
エラー紙幣はもっと価値が上がる
通常、この記番号は左上と右下に印字されていて同じであるはずなんですが、二千円紙幣には印刷ミスにより左上の記番号の最初のアルファベットが「J」、右下の記番号が「L」となっているエラー紙幣、通称「JL券」と呼ばれる紙幣が存在します。
数万枚製造されたそうなんですが、発覚後すぐに回収がされたのですが約9,000枚が未回収で、うち約5,000枚がおもに関西方面に出回ったと言われています。
その一枚がオークションサイトで出品されているのを見つけました!!
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