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宝永通宝の価値と見分け方|直永なら6万円母銭なら数十万円にも!

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今回は、江戸時代に大銭(おおぜに)と呼ばれた宝永通宝(ほうえいつうほう)の価値見分け方をご紹介致します。

 

宝永通宝は、高いものでは60,000円、母銭なら数十万円にもなる価値がありますので最後までお読み下さいね(^^♪

 

ちなみに、母銭とは、通用銭を鋳造する時の母型(ぼけい)で、材質や寸法に違いがあります。通常銭よりほんのわずかだけ大きく、文字なども鮮明という特徴があります。

 

宝永通宝

 

宝永通宝

 

見分け方

 

見分け方は簡単! 「寶・永・通・寶」の文字が表面に描かれているので簡単に見分けることができますよね。

 

ただし、一見すると寛永通宝と間違えそうです(^^♪

 

多くの寛永通宝は、直径が約2.5センチ前後なんですが、この宝永通宝の直径は約3.5センチと1センチ前後大きくなっています。

 

当時の江戸時代には大銭(おおぜに)と呼ばれていました。

 

というのもこの宝永通宝は、宝永5年(1708年)に京都七条の銭座にて紀伊國屋文左衛門(きのくにや ぶんざえもん)によって10文銭として鋳造されました。が、1文銭の2.5倍から3倍ほどの重さしかなかった為、評判が悪く、1年あまりで通用停止となってしまいました。

 

ちなみに、紀伊國屋文左衛門は紀州(現在の和歌山)出身の商人で紀州みかんや塩鮭で富を築いたと言われています。

 

また、宝永通宝は穴銭の一種で中央に正方形の穴があり、背面には「永久世用(えいきゅうせよう)」の文字が刻まれています。

 

その文字の間に”珍”の文字が刻まれているのも特徴的です。下の宝永通宝は、”世” と ”久” の間に、その ”珍” の文字が刻まれていますが、”永” と ”世” の間に刻まれている宝永通宝もあります。

 

さらに、表面の ”寶・永・通・寶” の2つ目の ”寶”(宝永通宝の表面向かって左側)に深冠と浅冠の2種類があり、その “寶” の字によっては価値が変わってきます。

 

見分け方は、その2つ目の ”寶” の2画目の長さが長いものを「深冠」、短いものを「深冠」と言います。また、その深冠には、”永” の文字の2画が垂直になっている「直永」と呼ばれる書体がありさらに希少価値が上がる為、60,000円もの高額になります。

 

宝永通宝

 

上の写真の “永” の字が垂直ではなく、少し前に傾いているのがお分かりになりますか。「直永」と呼ばれる書体はこのように傾いておりません。

 

宝永通宝

 

下の写真が「宝永通宝」の「直永」です。

宝永通宝の直永 希少価値が高い(裏面)

 

また、「宝永通宝」の「深冠」と「浅冠」を比較してみました。左側が「深冠」で、右側が「浅冠」です。ウ冠の2画目が左側の方が長くなっているのがお分かりになるかと思います。一方で右側の2画目が短くなっています。

 

宝永通宝の深冠と浅冠を比較

 

 

価値

 

気になる宝永通宝の価値ですが、直永」なら60,000円もの価値があり、浅冠なら30,000円もの価値となります。また、宝永通宝には母銭があり極々希少でその価格は下記の価格の少なくとも数十倍になると言われています。

名称
素材
年代
西暦
価格
宝永通宝(深冠)
宝永5年
1708
7,000~3,000
宝永通宝(浅冠)
宝永5年
1708
30,000~18,000
宝永通宝(直永)
宝永5年
1708
60,000~35,000

※日本貨幣商協同組合発行「日本貨幣カタログ」から引用をさせて頂いております。  

 

そのほか、寳永通寳には、宝永4年(1707年)に試鋳された、左右に「寳永」の二文字と裏面に「万代通用」が鋳込まれた二字寳永(にじほうえい)と、上下に「永十」と裏面に「永大」が鋳込まれた二字永十(にじえいじゅう)と呼ばれる試鋳貨幣が存在します。

 

この二字寳永(にじほうえい)と二字永十(にじえいじゅう)も希少価値が高く保存状態が良ければ20万円から30万円の価値があります。

 

こちらが二字寳永(にじほうえい)です。

二字寳永(にじほうえい)

 

そして、こちらが二字永十(にじえいじゅう)です。

二字永十(にじえいじゅう)

 

 

古銭の種類と価値はこちら

 

 

 

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