洪化通宝の特徴と買取価格の相場
洪化通宝は、1678年 中国 周の皇帝 呉 世ハン(ご せいはん)によって鋳造され、江戸時代 長崎などの貿易地から支払代金に紛れて日本に入って来ました。
その為、この種の銭は輸入銭と呼ばれております。
この洪化通宝もご覧のとおり、穴銭の一種で、その銭の中心には穴銭の特徴である正方形の穴が開いています。
明治政府の新貨幣制度の制定で、この輸入銭の一部を1厘として使用することを認めたため、昭和初期の廃貨まで納税代金として利用され続けておりました。
輸入銭に分類されている古銭に、この『洪化通宝』の他、30種類以上のものが存在しております。
その輸入銭で、一番高価なものは ¥10,000円前後 の値段で取引をされております。
※日本貨幣商協同組合発行「日本貨幣カタログ」より価格を掲載しております。
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